2010年04月23日
切り株

切り株ですねぇ~
これ、どうなると思います??
この上は、材木として製材され、消費地に出荷されますが、残されたこの切り株は、大半が放置されています
利用するにも、掘り起こすのが大変ですからね^^;

放置していたら何が起こるかというと、
1.腐朽菌により腐朽(くされる)して分解
2.しろありによる分解
大抵、この二つの現象が起こります
一部の方達は、「シロアリは単なる害虫だから、死滅するべき」と仰られる方もいらっしゃいます
でも、この様な山にとっては、次の生命へ糸をつなげていくために、必要な存在なんです
それはどういった事か
腐朽菌としろありにより、分解された木材は、腐葉土の一部となり、次の生命・・・主に植物の養分となります
では、二通りの分解があるとすれば、なぜシロアリは存在するのか?
その鍵は「分解速度」なんです
腐朽菌だけでは、木材の分解は「数百年」かかることもあるそうです
しかし、そこにシロアリが入れば、数ヶ月~数年以内に土壌に帰ります

植物は、数百年も、我が子(種)を野晒しにしておく訳にはいきません
この速度が、次の命への綱渡しを、スムーズに行っているのです
全ての存在に、意味が無いモノは有りません

私は、色んな殺生を日々行っております
感謝をし続けなければなりません
「害虫」という名前でくくられ、殺された命が、安らぐ事を願います
Posted by koimari at 17:01│Comments(0)
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